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社会福祉法人 深敬園
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夏至(げし)

令和2年7月4日 

竹笋生ず(たけのこしょうず)

 立夏もはや末候。山梨県はコロナウイルの緊急事態宣言が解除され、個人に支給される給付金の申請用紙が郵送され始めた。そしてその給金をかすめ取ろうと様々な手口を使って詐欺が横行し始めた。なんとも世知辛い世の中になったものである。パチンコ屋の駐車場にも車が増え始めている。明日の生活にも困窮する人たちへの給付金がパチンコに消えていくと思うと思いは複雑である。緊急事態であるからやむを得ないとはいえ、現金を配ることでしか困窮する人たちを救う手立てはないのか。電気料、水道料、ガス料金といった生活に不可欠な光熱水費を一定期間無料にするといったことも考えられるのではないか。現金給付は過去にもあった。緊急事態が生じた場合は国民をどのようにして救うか、予め決めておくことが必要である。

麦秋至る(ばくしゅういたる)

 6月1日は小満の末候に当たる。小満は自然界のあらゆる命がしだいに満ちてくる季節。草も木も緑を増し、生き生きと輝き始めます。小生も猫の額ほどの畑に昨秋小麦の種を蒔きました。収穫して小麦粉を食べようなど思って蒔いたわけではありません。麦の穂を生け花に使ったり、稔った小麦の種を鳥が食べに来ると嬉しいといった小さな感動を味わいたいと思ったもので、人様から見たらご苦労なしでしかありません。

梅子黄なり(うめのみきなり)

 関東も梅雨に入り、今日は午後から雨が降っている。田植えの終わった田では夜ともなると蛙の鳴き声がかまびすしく、いずこから湧き出たかと思うほど突然田を賑わす。芒とは稲の穂先の芒(のぎ)を言い、6月は稲の種を蒔く時期に当たる。田畑の作業も機械化され、昔ながらの田植えの光景も見られなくなって久しい。
 今では5月に入ると田植えが始まるが、私が子供の頃(60数年前)は、6月に入ってから田植えが行われていた。田掻きは馬が担った。母屋の脇には馬小屋がありほとんど田かきのためにだけ馬が飼われていた。時に、青年が裸馬の背に乗って農道をゆったりとした足取りで散歩する姿を畏敬の念を持って眺めた。その青年も80過ぎの老人となり、田植え機に乗って苗を植えている姿を目にすると隔世の感がする。農家は稲作を中心に1年が回っていた。5月に苗代を作り種を蒔く、しばらくすると水路に水の流れる音がする。6月に入るといよいよ馬による田掻きが行われ、干し草を肥料として敷き込む。化学肥料など使わず、土手の草を予め苅って束ねて干しておく。里山には草刈場と称する原野があり、田植えに使う草を育てていた。無論、農薬など使わない。無農薬有機栽培が当り前の時代であった。田植えが終わると蛙が一斉に鳴き、しばらくすると蛍が乱舞する。長閑な農村風景そのものである。わざわざ蛍を見に行かなくても日が暮れると当たり前のように庭先に蛍が飛ぶ。
 そんな長閑な農村風景を高度経済成長期が奪って久しい。農村を捨てて都会に憧れ職を求めた結果、農業に担い手が高齢になり、老夫婦、独居老人が寂しい思いをしながら暮らしている。豊かな生活を求めて都会に出て行った若者は果たして豊かな生活を手にしただろうか。豊かな生活とはどんな生活なんだろう。田舎では豊かな生活は送れないのだろうか。新型コロナウイルスの流行を機に豊かな生活とは、豊かな人生とは・・・外出制限が行われ、家で過ごす時間が増えたいまじっくり考える良い機会ではないかとと思う。

半夏生(はんげしょう)ず

 夏至から数えて11日目が半夏生。田植えの終わった田圃も稲がすくすくと育ち始め眼前には青々とした光景が広がります。ここ2日程は雨続き。私の子供の頃は農休みと称して農家が田植えを手伝ってくれた人たちにご馳走する風習がありました。子供たちにとっても普段口に出来ないご馳走が食べられる楽しみな農休みでした。
 そんな光景も見られなくなって久しい。効率を優先する社会になってしまって、互いに助け合う風習も今は昔。
 しかし、農は人が生きる上でなくてはならない仕事。コロナ禍は生き方を変える絶好の好機だと思う。殺伐とした都会を離れ、故郷がある人たちが農村のに回帰することで廃れた農村が蘇る。ゆったりとした人生を送る。決してあり得ない話ではない。田舎に帰っても勤め先がないということをよく耳にするがそんなことはない。田舎は人手不足である。きっとあなたが腕を振るう仕事はあるはず。このブログを読んで下さった方は下記にご連絡ください。
 0556-62-1134 社会福祉法人 深敬園(じんきょうえん)

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