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社会福祉法人 深敬園
〒409-2524
山梨県南巨摩郡身延町身延3637
TEL.0556-62-1134
FAX.0556-62-1135
・障害者トータルサポートセンター
      かじか寮 
・就労継続B型 
      Bread&Butter
・居宅支援サービス
      福祉ネットスマイル
・居宅介護支援事業所
      かじかサポート
・訪問看護ステーション
      かじかナースステーション
 
      
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理事長ブログ

身延山(1,153m)登山250回!

5年2ヶ月

 身延山の麓に住まわせていただく機会を得て17年の月日が流れた。特に一大決心をしたというわけではないが、70歳を迎えた平成25年9月に身延山に登ってみようと思った。爾来、文字通り雨の日も風の日も週に1度身延山に登り続けている。単純に計算して年に50回、5年が過ぎた。当初90分で登ることが出来た上りも、年を重ねるに従って100分になり、110分になり、今では120分かかる。しかし悔しさはない。むしろ体力の衰えを受け止める良い機会だと思っている。
 最初の頃は好奇心からか職員が一緒に登ってくれたが、1,2度登ると登らなくなり結局は一人で登ることになった。標高差は713mで、さして高い山ではないがさりとてハイキング気分で登る山でもない。他の人はどうか知らないが、私個人は山登りはひとりの方が良いと思っている。唯ひたすら黙々と文字通り一歩ずつ大地を踏みしめるという動作は、地に足が着いていると感じる。山登りは自分との戦いでもある。途中で諦めることなく頂上を目指す。そして誰もが感ずるように、頂上に到達したと時の達成感は本人しか味会うことが出来ない筆舌では表せない感情である。
 1回の登山で往復25、000歩である。距離にすれば5km足らずであるが坂道の5kmは年老いた身には結構ハードである。(以下次号に続く。)
 

75歳で富士山初登山

 2018年7月29日、30日に富士山に初めて登った。前日の28日にかじか寮の納涼祭が計画されていたが、生憎の台風で延期になったので急遽登ることにした。後から考えると余りにも無謀な行動だった。午後3時に5合目を登り始めて4時間、ようやくあたりが夕闇に包まれる頃山小屋に到着した。とはいっても予約をしてなかった!なんと無謀な!でも幸いは我に味方してくれました。前日の台風でキャンセルが続出、予約なしでも泊まることが出来たんです!
 午後8時就寝。頂上まで4時間かかりますよとの山小屋のお兄ちゃんの話で0時に起床して出発して頂上に向かうことに。寝たと思ったらもう起きるのか~ってな具合で朝飯もそこそこに出発。真っ暗がりの岩の道を鎖に掴まったり踏ん張ったりと歩みは牛の如く、否(いや)蝸牛(かたつむり)の如く(堀内孝雄の「惜春会」:かたつむり登れや登れ富士の山・・・を思い浮かべつつ)。驚いたことにツアーの一行がぞろぞろと・・・人、人、人である。霧が出始めヘッドライトはしていても前は見えず、霧雨が吹きつける中、強風で飛ばされないように足をしっかり踏ん張り、文字通り一歩ずつ大地を踏みしめるという単純な動き。これほどの困難が待ち受けていようとは・・・途中でリタイヤする人も。高山病にかかりやむなく諦める人がいても不思議じゃないですね。(以下次号)

山頂を極める!

 山頂に近づくにつれてあたりが白み始め、日の出に間に合わないのではないかと心が焦る。歩みは相変わらずかたつむりの如く遅々として進まず。後ろを振り向けば人の列。ようやく石の鳥居が見えたと時は思わず心の中で叫ぶ、ついに上ることが出来た!~と。この一瞬の感動のためにひたすらよじ登る。頼れるものは自らの意思と脚力。お金であがなえない世界が山登りだといつも思う。日の出を見ることもさることながら頂上を極めるという達成感のために山に登る。日の出にさほど感動を覚えない。
 山頂からの眺めは意外と眼下に広がる景色が近い。
 下りはだらだら坂を文字通りだらだらと下る。麓に着く頃は心も体もすっかり弛緩してしまって歩みもままならない状態。チャンスとばかりおじさんが近づいて来て、駐車場までまだ大分ありますよ!馬に乗って行くと楽ですよと悪魔のささやき。誘惑を振り切ってひたすら平坦な道を進む。これから登る人の群れに出会うと、昨日の自分の意気込みを思い浮かべる。この人たちも昨日の自分のような体験をするんだ!自分は再び富士山を目指そうと思うだろうか?あの苦難を知らなかったからこそ挑戦したが、次はあるのか。私に課せられた目標になるだろう。
 読者にお勧めする。是非富士登山に一度挑戦してみて下さいと。車社会にあって、歩くという動作を回避して楽な手段に浸かり切っている怠惰な日常。己の意思を試す機会を作って下さい。そして子供さんのいる方は、是非子供さんを連れて登ることをお勧めします。子供さんの根性を見極める良い機会にると思います。自分の根性も・・・

目玉焼き

 法人は現在4つのグループホームを開設している。この1月ひとつのグループホームの世話人さんが急に辞めることになり、代わりの世話人さんを探したがなかなか見つからず、急きょピンチヒッターを買って出ることになった。人材難はグループホームにも及び所謂引きぬきが横行している。少しでも条件が良いところで働きたいと思うのは人情である。もう義理云々が通用するような社会ではない。
 我が法人のグループホームは基本夜間も職員が常駐して非常時に備えている。そのグループホームは定員10名、特に介助を必要とする利用者さんはいないので、夜勤ではなく当直である。開設して8年ほど経っているのでグループホーム内で役割分担がしっかり決まっていて、どのような障害を抱えていても誰もが与えられた作業を淡々とこなしている。いつもながらすごいな~と感心している。ここまで来ると長年培ってきた伝統である。共同生活に必要な規律がしっかり出来ていて誰もが与えられた当番の作業を黙々と果たしている。
 76歳の理事長がグループホーム当直なんて他の法人では考えられないと思う。非常事態に陥ったときその部分を担えることはとても有難いことである。誰がどう思うかなどいった思惑は無用である。(まだ途中です)

目玉焼きの続き

 大変お待たせしました。目玉焼きの続きを書かなければと思いながら、年度初めの慌ただしさにかまけて、放っておいてすみませんでした。
 夕食は職員さんが準備して下さったものを利用者さんと一緒のテーブルでいただきます。時に私の好物を提供してくれます。暖かい配慮に心から感謝しています。他の施設では考えられないことだと思いますが、ここでは1年中手作りの糠味噌が食べられるんです。夕食には必ず漬物が出ます。しかも利用さんが
毎日毎日糠床を素手で混ぜて、キュウリ、ナス、蕪、大根と季節の野菜を漬けています。法人にはいくつもの施設がありますが、おそらく手作りの美味しい糠味噌が提供されているいるのはこのグループホームだけだと思います。文字通り「おふくろの味」ですね。
 さて、いよいよ目玉焼きです。私が泊まる翌朝は金曜日です。つまり、金曜日の朝食の準備をするのも当直の仕事です。今は、利用者さんが11名ですので私を含めて12名分の朝食です。食材は、職員さんが準備をしてくださっているので献立に従って調理するだけですが、結構時間がかかります。段取りを覚えるまで大変でした。卵料理は目玉焼きかスクランブルエッグが献立で指示されています。なんだ、スクランブルエッグ(炒り卵)か~って思われた読者もおられるかと思いますが、スクランブルエッグを美味しくしあげるのも大変なんですよ~(まだ続きます。乞うご期待)

続々目玉焼き

 12個の目玉焼きを2回に分けて大きなフライパンで焼きます。最初のうちは個々の卵がくっつかないように焼くのが大変でしたが、利用者さんに教えてもらいながら焼いているうちに柔らかすぎず、堅すぎず見た目も美味しそうな目玉焼きが作れるようになりました。
 ある朝どうした訳か12個の目玉焼きのひとつがフライパンに落とした瞬間に崩れてしまいました。レストランであればこれは商品としてお客様に出せませんから新しい卵で焼き直しするんでしょうが、グループホームですから食材は無駄にはできません。まっ自分で食べるからいいかって思いながら当番の。利用者さんに盛り付け配膳をお願いしました。ところが主婦の経験がある利用者さんが当番だったので、崩れた卵焼きのお皿がその利用者さんのテーブルに配膳されているではありませんか。思わず「お母さんだね」と言いました。感謝です。そんな温かい心を持った利用者さんがいるグループホームを誇りに思い、ます。他を思いやり、他を優先する心はまさしく「深敬(じんきょう)」の精神です。何気ないことですが、自分本位になりがちな社会にあってちょっとした心遣いがひとの心に潤いを与えるのです。
 ようやくめだまや目玉焼きのほん本題を書き終えることが出来ました。さて、次はどんな話題になるで。
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